科学は楽しい
こんにちは、鶴田北教室の菊池です。
2023年下半期に入りましたね。
この半年、世間では、侍ジャパンのWBC優勝という明るいニュースや、
G7サミットの日本開催(6/24、25は日光市で開催)という大きなイベントがありました。
一方で、衝撃的な事件や地震などの自然災害発生といった暗いニュースもありました。
下半期は、一つでも多くの明るいニュースが生まれることを願っています。
そして、生徒の皆さんと鶴田北教室にも多くの良いニュースが生まれるよう、
私達も日々頑張っていきます!
さて、明日の7/8(土)14:00~15:30に、鶴田北教室では、小学生向けに、理科実験を実施します。
今回のテーマは、「冷凍庫を使わずにアイスを作ろう」です。
塾生のご兄弟・姉妹、さらにはお友達を連れてのご参加、大歓迎です。
当日はフェイスタオルとアイスに乗せたいトッピングやお菓子をご持参ください。
一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
私たちの身の回りでは、様々な科学が存在します。
科学を活かして、自動車やスマホなど、私たちの生活に欠かせないものが生まれました。
そして、その原点は「なぜ、この現象が起きるのだろう?」ということを考えることにあります。
ぜひ、皆さんも自分の身の回りの現象について、
「なぜ、氷は解けるのだろう?」
「なぜ、葉っぱは緑色に見えるのだろう?」
「なぜ、音は聞こえるのだろう?」など、考えてほしいと思っています。
ここで一つ、「氷はなぜ解けるのか」考えてみましょう。
20℃くらいの部屋に氷を置いて放置すると、やがて解けて水になります。
このことから、「部屋に放置したから」と答えたくなりますが、
もう少し深堀してみましょう。
少し、難しい話になりますが、氷は水分子と呼ばれるものが、
規則正しく整列し、固まったものです。
暖かいところに置くと、氷は周りの熱を吸収します。
氷の中の水分子は次第に「暑いよ~」と言って、
どんどん規則正しい列から離れていきます。氷の融解ですね。
そして、ある温度(常圧では0度)を超えると、完全に離散してしまい、液体の「水」の状態になります。
ファミリーレストランでドリンクバーを利用するとき、
特に、これからの季節、コップに氷を入れて、その中にジュースを注ぎたくなりますね。
そのジュースは冷たくなります。なぜでしょう?
先ほどと同じ原理で、氷は周りにあるジュースから熱を吸収し、解けていきます。
一方で、ジュースは氷に熱を奪われるので、冷たくなります。
こういった熱の移動が、ドリンクバーグラスの中で起きているのです。
また、液体の水も周りの熱を吸収します。
そのことを応用したのが、冷却ミストです。
最近の夏は猛暑日といわれる日が多く、熱中症リスクが格段に高まっています。
そこで、いくつかの自治体では、歩道で水のミストを散布しています。
気温よりも低い水温のミストを散布することで、
水が周りの熱を吸収し、暑さを緩和しているのです。
私達が普段当たり前のように感じているようなことも、
「なぜ?」を考え、原理を調べることによって、
多くの気づきが得られ、科学への興味が深まると思います。
そして、将来、「なぜ?」が大発明につながる可能性もあります。
私は、理科実験だけでなく、通常の授業や夏期講習などでも、
生徒たちに、科学の面白さを伝えていきたいと思っています。