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大人になるために

1月15日(日)までに、私立高校入試、公立中学入試、大学入学共通テストが終わり、これから受験(検)生たちは、次のステージに進んでいきます。小学6年生は、中学校入学に向けて、小学校の総復習、そして、中学校の予習に取り組んでいきます。中学3年生は、県立高校入試に向けて、高校3年生は、個別大学選抜試験に向けてより一層、力を入れて勉強をしていきます。

刻々と迫る受験日、やらなければならないことは山のようにあり、焦りや緊張、プレッシャーなど自分自身にかかる圧がどんどん強くなっていくでしょう。この圧を背負いながら、自分の設定した目標を達成するために、努力を続けること、そのことが生徒たちを大人へと成長させてくれます。

話は変わりますが、みなさん、「バンジージャンプ」をご存じでしょうか。バンジージャンプは、ペントコスト島で行われていたナゴールという儀式が起源とされています。 ナゴールは、成人になるための通過儀礼で、数週間かけて数十メートルにもなるやぐらを木で組み立て、足にツタをくくりつけて飛び降ります。参加者は自ら約7週間かけてジャンプ台となるやぐら作り、命綱となるバンジーのひもは、自分で慎重に選んだヤムイモのつるを使います。つるは短すぎると落下の衝撃で足首を壊してしまったり、やぐらにぶつかったりしてしまう一方で、長すぎると地面に直に落下してしまいます。そのため、つるの選択には自分の命がかかっているのです。この命がけのジャンプを成功することによって初めて、ペンテコストの地に成人男性として認められ、男性としての強さを示すことができるというものです。

人は、ただ月日を重ねれば自然に子どもから大人に変わるわけではありません。ペントコスト島のバンジージャンプのように恐怖心を乗り越えるなど、何かの困難を乗り越えることで、人は大人になっていきます。受験は、子どもたちが大人になるための日本での通過儀礼だと、私は考えています。しかるべき時に、今の自分ができる最大限の努力をし、様々な困難を乗り越えて大きく成長していく、そんな受験を全員に経験して欲しいと思い、今日も授業に取り組んでいます。

子どもたちの可能性を最大限に引き出し、自らの意志で、自らの力で人生を歩んでいける大人になってほしい。それがこの西川田教室スタッフ全員の想いです。

 

 

小さな目標で達成感を持たせる!

皆さんこんにちは。進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
先日、読んでいたメルマガに、子どものやる気について、とても感銘を受けるものがありましたので、ご紹介したいと思います。

以下、現文のままの引用となります。

「◇人間のやる気は、恒常的に続くものではありません。
やる気は紙風船と同じで、空高く打ち上げても、必ず地面に落ちてくるものです。
だから、何回も何回も空高く紙風船を打ち上げなければならないのです。

◇一度やる気を引き出して安心していてはダメで、何回も何回もやる気を引き出すアプローチを心がけなければダメです。

◇やる気を引き出すためには、やる気になる時を作ることです。
そして、やる気を定期的に刺激して、やる気を保つことが重要なのです。

◇子どもがたまたまやる気になった時を見逃さずに、そのやる気を維持していこうとすることが、親としては重要なことです。

それでは、子どもがやる気になる時を考えてみましょう。

1.子ども自身に本当にやりたいことが見つかった時
2.子どもが目標達成を意義あるものだと思った時
3.目標に向かって、やることが明確になった時
4.目標の達成が可能である時
5.子どもに目標達成のスキルがある時
6.子どもが目標達成の方法を選択出来る時
7.目標達成をした時のイメージが明確になった時
8.目標達成したら、他人の賞賛が大きい時
9.目標達成したら、親が喜んでくれる時
10.仮の目標を決定した時

◇子どものやる気を引き出そうと思ったら、子どもの好きなことに注目するか、あるいは子どもに目標をまずは持たせることです。

◇しかし、子どもの好きなことは、親にとってはあまり好ましくないことも多いものですから、そう考えると後者の、子どもに目標を持ってもらうことが一番いいことかもしれません。
そのためには、小さな目標を設定して、達成することが、物凄く気持ちのよいものだと思ってもらうことが一番早いかもしれません。

◇達成感を常に感じている子どもは、目標を持ちやすいものですし、目標に向けて努力しやすいものです。
ですから、達成感を感じやすい教育環境を用意したいものです。

◇そのためには、勉強だけの目標ではなく、毎日の習慣的なことでも(活動目標)、趣味的なものでもいいので、小さな目標を子どもに決定させて、達成感を常に感じられるようにしておくことです。そうすれば、子どもは、目標に向けて動き出すかもしれません。」

『達成感を感じた子どもは大きな目標を持つ!』
メルマガ「子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ(R)」vol.843
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
中土井 鉄信著

私たちは、子どもに「やる気をだせ」とは言いますが、「どうやったらやる気がでるのか」について、具体的に提案をしたり、行動を示すことがないように思います。「やる気をだせ」ではなく、「やる気がでる」ように導くことが、私たち大人の仕事です。やり方がわからなかったり、方法を間違えたりするのが子どもです。正しい方向へ進めるよう、私たち大人の後押しが必要です。一緒に子どものやる気を引き出し、一緒に達成感を味わえる親子関係でいられたら、とても素敵なことだと思います。

いよいよ高校受験が始まりました!

明けましておめでとうございます。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
いよいよ今日から、私立高校の入試が始まりました。

これまで9月中旬から始まった「入試必勝パーフェクト講座」、「冬期講習」など
あらゆる場面で入試に勝つための準備をしてきました。
「人生で初めての入試」という生徒も多く、もちろん緊張し、会場の雰囲気に気おされることもあるとは思いますが、これまでの努力の成果を出し切り、「やりきった!」と言える1日になればと願っています。

私としては、これまで受験生には厳しく課題を与え、指導をしてきたので、全員が笑顔で合格できると信じていますが、、、やはり大切な教え子たち、心配はつきないものです。一昨日は、全員の志望校合格を願い、神社にお参りに行き、「合格守」を購入し、そっと教室に置いておきました。

これから3月上旬まで、中学受験、高校受験、大学受験が続きます。
みんなの努力に、神様のご加護があることを願っています。

講師たちよ、かっこいい大人になろう

こんにちは!進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
本日(7/9)は、陽東教室での講師研修に参加してきました。

この講師研修の中で、私は、「基本動作を徹底する大切さ」を講師の皆さんにお仕えしました。
進光ゼミナールでの「基本動作」とは、主に、挨拶、相手と向き合ってコミュニケーションをとる、生徒の身近な大人としての自覚を持った行動をする。の3点です。

私たちは、生徒に学習指導をする塾人であると同時に、
子どもたちにとって、親、学校の先生に次ぐ、3番目に身近な大人です。
私たちの立ち振る舞いを見て、生徒たちは大人としての立ち振る舞いを学んでいきます。

伊坂幸太郎の著書「チルドレン」に
「大人がかっこよければ、子どもはグレねーんだよ!」というセリフが登場します。
これは、私たち大人が子どもたちから憧れられるような存在であれば、
子どもたちは私たちの背中を追って、
私たちを大人のモデルにして成長していくことができるということを表した言葉だと思います。

だからこそ、進光ゼミナールの講師たちには、生徒たちが憧れるような大人であって欲しいし、
基本動作をしっかりと身につけた大人の振る舞いを示してほしいと考えています。

休みの日にもかかわらず、多くの講師に集まっていただき、とても活気がある講師研修でした。
進光ゼミナールには、魅力触れる多くの講師がいます。
そして、その私たちスタッフは、学習指導を通して、
子どもたちが社会にでて活躍できるような大人にあるためのお手伝いをしようと全力で日々がんばっています。
7/22から夏期講習が始まりますが、夏の日差しにも負けない「熱さ」で、
熱血授業を展開していきます!

運動会!

今週末(5/28)は、姿川第一小学校の運動会です。
この進光ゼミナール西川田教室には、姿川第一小学校に通っている児童、姿川第一小学校に通っていた中学生、高校生が大勢在籍しています。
私も、かつては毎年、西川田教室に在籍している生徒の雄姿を見るために、姿川第一小学校の運動会に足を運んでいました。
教室で見るのものとは全く別の顔を見ることができ、とても楽しみなイベントの一つでした。
しかし、ここ数年は、感染症の影響で会場に入れる人数制限があり見に行くことができません。
生徒たちの、塾では見ることができない笑顔や悔しそうな表情、生き生きとした姿を見られる日が、一日でも早く訪れることを祈るばかりです。

5月28日(土)は、姿川第一小学校の運動会に行けない寂しさを抱きながら、英検の試験監督を務めようと思います。姿川第一小学校だけでなく、絶対に負けられない戦いがここ(進光ゼミナール西川田教室)にもある!

性格判定テスト

GWも終わり、いよいよ高校生、中学生ともに定期テストが目前に迫ってきました。
GWが明けると、西川田教室では、中高生を対象に毎年恒例の「性格判定テスト」が行われます。

この「性格判定テスト」を少しだけご紹介すると、
その人が「何を軸に物事を考えるか」ということがわかるものになっています。

例えば、
原因や理由を追求したい「思考」タイプ、
好き嫌いで物事を判断する「感情」タイプ、
流行りに乗るのが得意な「感覚」タイプ、
天才的なひらめきと、直感で生きる「直観」タイプなどに分類されます。

この性格判定テストは、その生徒が何を軸に物事を考えるかを知ることで、我々スタッフが、より生徒一人ひとりに寄り添った対応ができることを目的に行っています。

「思考」タイプの生徒には、納得するまで解き方や理由を説明し、
「感情」タイプの生徒は、コミュニケーションが取りやすい先生と授業を行い、
「感覚」タイプの生徒には、平均学習時間などを例に出しながら、何かと比較したりトレンドを伝えながら授業や家庭学習のアドバイスを行います。
「直観」タイプの生徒は、(このタイプの生徒は興味があることにはのめり込みますが、興味がないことにはまったく無関心という生徒が多いので、)少しでもその生徒が興味のある切り口を探して指導を行うように心がけています。

生徒一人ひとりに個性があるように、一人ひとりにベストな指導も違うはずです。
だからこそ、私たちスタッフも、生徒一人ひとりのことをより深く知り、その生徒にとってベストな指導ができるよう、日々、努力を重ねていきたいと考え、この「性格判定テスト」を行っています。

そして、この「性格判定テスト」の結果は、6月の保護者面談で、保護者の皆様にお伝えし、保護者の方からのご意見もいただいて、さらにブラッシュアップさせていきたいと思います。

子どもに愛情を示すには、まずは大人が変わろう!

みなさんこんにちは!進光ゼミナールの岩崎です。
ひさしぶりにブログを書くので、うまく伝えられるか自信がありませんが、一生懸命頑張ります。

さて、今日は、子どもへの愛情の示し方について興味深い記事を見つけましたのでご紹介します。

「子どもは、親から愛情をもらいたくて仕方がありません。
いや、子どもだけではありません。人間は、他人から愛情をもらいたい生き物です。
他人からの承認(プラスの承認もマイナスの承認も)が、
ベストタイミングであればあるほど、セルフ・エスティームが高くなっていくものです。

よく言われているように、親が無条件に子どもに愛情を示し、
子どもを勇気づけていけば、子どもは、安心して成長していくのです。
しかし、親が子どもに過剰な期待を寄せてしまうことから、今の子どもの状態が
認めがたくなり、子どもの悪い点を直そうと愛情よりも注意や忠告をしすぎて、
子どもをスポイルしてしまう場合が多いのです。

愛情の表れとして子どもを指導しようとすればするほど、子どもは愛情欲求を大きくし、
愛情の確認を親の望む行動以外の行動で行ってしまうので、さらに関係が悪化してしまうのです。

日本では、愛情表現を頻繁にする文化的風土が希薄なので、
なかなか愛情を直接的に表現することができないものです。
特に、子どもが中学生以上になった親子関係や夫婦関係では、
特にそういう風潮があるのではないでしょうか。

ですから、愛情を子どもに示せと言われても、
そんなことは恥ずかしくて出来ないということにもなりかねません。
しかし、愛情は、直接的ではなくても、間接的でも示すことは可能です。

たとえば、親が、子どもの心を尊重する態度や子どもに決定を任せて、
サポートしていく態度を取るという行為は、子どもに愛情を示しているということです。
直接的な言葉で愛情を表現しなくても、態度で、愛情は伝わるものです。

子どもに対する感謝の気持ち、子どもを案じる気持ち、子どもと喜びを共有すること、
そういう様々なことが、子どもに愛情を伝えてくれるものです。
「愛している」という言葉だけが、愛を伝えることではありません。
ですから、気楽に、子どもに愛情を示してほしいのです。

親が愛情を子どもに示せば示すほど、子どもは安心して成長していくものです。
そうすれば、子どもの自己重要感(セルフ・エステーム)が高まって、
やる気のある子どもに育っていくことになります。」

そうです!子どもを変えるためには、まず我々大人から変わっていきましょう!

元気や不安は伝わりうつるもの

西川田教室の新井です。2月7日(月),8日(火)に、県立高校の特色選抜(推薦入試)がありました。特色選抜を終え、教室に来る生徒たちに、私は「手ごたえはあったの?」,「内容はどうだった?」と聞きました。返してくれる言葉は生徒それぞれでしたが、その中でも多くの生徒が口にした言葉は、やはり「緊張した」でした。中には
「作文が配られる前に、『目を閉じなさい』ってアナウンスがあって、(そのような流れを知らなくて)おどろいた」など、初めての推薦型の入試への驚きや戸惑いの感想を話す生徒もいました。

何事も初めてのことはどれだけ準備していても不安になるし、緊張もすると思います。前もって、どのようなことが起こりうるのか、様々な可能性を知っていれば、生徒たちも不測の事態がおきても、動揺も少なかったのではないかとも考えました。

今回の出来事を通して、予め「このようなことがある可能性がある」と入試本番の流れについて伝えることも私の役目だったなと反省しました。この反省をしっかりと生かして、一般入試を控える生徒たちに接していきたいと思います。
その時に決して不安を煽るような言い方はせずに、「このようなこともあるからびっくりしないでね。〇〇くんなら大丈夫」と明るい方向へ持っていくような伝え方をしたいと思います。

明るく話せば、生徒たちの気持ちも明るい方向へ変わると考えているからです。

普段の授業でも同じことが言えます。私が大変そうにしていると、生徒たちにもその雰囲気は伝わり言葉をかけにくくなりますし、
逆に私が楽しそうに授業をすると、生徒たちの笑顔が増えていき、質問も多くなります。
そのため、私は常に明るく、時には冗談も交えながら「生徒たちを笑顔にすること」を意識して授業に取り組んでいます。

そしてこのスタイルが教室全体の雰囲気となり、「楽しく学べる塾だな」と思ってもらうことが私の大きな望みの1つです。

1つ、気付いたことがあります。

西川田教室の新井です。今回は私が西川田教室で心掛けていること、そしてそのときに1つの気付きがあったことをご紹介させてください。

私は授業を担当していないコマであっても、教室内を巡回して生徒のフォローを行っております。私は巡回指導をする際、ペンが止まっていたり、また学校の疲れからかウトウトしていたりする生徒たちに話しかけるのはもちろんですが、ペンを走らせている生徒にも「どう?解けそう?」などと声掛けをしています。
大体1コマの授業で小・中学生全員に最低1回,多くて3回は声を掛けようと意識しています。
(生徒の中には、「また来た!暇なの?」と言われてしまうこともありますが……。)

そして先週巡回指導をしている際、以下のようなことがありました。

1コマ目数学,2コマ目英語の授業を取り組む中学生がいました。1コマ目の数学では、計算問題を中心に取り組んでおり、その最中に「どう?順調?」と私から声を掛けました。その生徒は「はい、大丈夫です!」と返してくれて、その後も積極的に問題に取り組んでいました。
しかし2コマ目の英語になると、ペンが止まってしまうシーンを何度も目にしました。その度に、「どうしたの?分からないところがあるの?」と聞くと、「はい。ここが……。」と困って様子だったので、その問題の解説と英語の学習する上での助言を行いました。
数学のときよりも、積極性がやや薄れてしまっているように思えました。帰り際、その生徒に数学と英語のどちらが好きかを聞いてみたところ、「数学」と答えてくれました。

私は数学のような積極性を、英語でも見せてくれればと考えていましたが、それを生徒本人にのみ託すのでは不十分だとも思いました。
なぜなら、数学を一生懸命に学習した背景には「数学が英語よりも好き」という気持ちがあるからです。人間ですから、苦手なことよりも得意なこと,好きなことの方が積極的になるのは当たり前です。

では、数学が好きだから得意なのでしょうか。それとも、数学が出来るから好きなのでしょうか。まるで、「卵が先か、鶏が先か」という理論の様ですが、私たち塾人は、この両面からアプローチすることが必要だと考えました。
その科目の“おもしろさ”を伝えると同時に、少しでも解ける問題をふやす、またはテストの結果を良くする。そのことで、1つでも多くの科目で「好きこそ、ものの上手なれ」を体現してほしいと思います。

そのため私はこれからも生徒の目線に立って、教科指導を行っていこうと思います。そして、少しでも「楽しい」という気持ちを引き出していきたいと考えています。それが、生徒のモチベーションを上げる大切な理由の1つになると気付いたから。

学力にだけ焦点を合わせません!

西川田教室の新井です。先日、大学入試共通テストが終了しました。これまでのセンター試験とは出題傾向が大きく変わり、学習指導要領の改訂が出題に影響を与えていると感じさせる内容がありました。

数学には、現実の事象(イメージしやすい状況)や対話文から、数学の問題へと落とし込んでいく問題が出題されていました。
私個人の感想になりますが、数学Ⅰ・A(高校1年生の学習内容)の共通テストは現実の事象を扱う問題が出題されましたが、数学の単元と結び付ける誘導が少なかったり、従来のザ・数学の問題を扱う大問も内容が難しかったりと難化傾向にあると感じました。

来年度以降の受験生を指導していく上でも、問題にしっかり目を通し分析していこうと思います。
そして高校入試も、残り50日を切り、子どもたち自身が残りの日数を意識するような時期になりました。私は最後の追い込みのためにも苦手科目や不安な科目,単元をサポートしていくだけではなく、精神面のケアも行っていきたいと考えています。
私がこのようなことを考えているのは、以下の出来事があったからです。

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私立受験の前日に解いていない年度の過去問を一通り取り組みたいと話しかけてくれた生徒がいました。その生徒にとっては、まだ過去問をやり切れていないと感じていたため、直前となり一気に不安が押し寄せてきたのだと私は思いました。私はすぐに過去問を印刷し、生徒に渡しました。

しかし、私は過去問を渡しただけで細かいミスや受験当日のアドバイスを丁寧に伝えることができませんでした。
その生徒は、一通り解き終えた後に自宅へ帰っていきましたが、1時間後にまた塾へ来て「家で解くから、まだ解いていない過去問がほしい」と私に声を掛けてきたのです。

その時に私は「生徒の学習時間や内容を準備するだけでは、生徒の心からの不安や焦りを解消することはできない」のだと気付きました。
その後、その生徒には「直前ではあるけど、ここまでやったのだから、この後は根詰めずに明日に備えなよ」と言って、取り組める量の過去問を渡しました。

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結果その生徒は、死亡していた私立高校に合格しました。しかし、もっと早めにケアができたのではないか、もっと直前の体調管理に気をつけた対応ができたのではないかと、私自身反省する機会となりました。
残り50日を切った今、生徒たちの学習指導とともに精神面のサポート、勇気づけるための声掛けを行っていきたいと思います。