About nishikawada

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後半戦はここから!

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

進光ゼミナールのお盆休みも終わり、本日から夏期講習終盤戦が始まりました!
まずは、お盆休みの宿題を確認し、小学生、高校生は9月以降の予習に、中学生は下野模擬テスト、定期テストに向けて学習を進めます。

進光ゼミナールでは、お盆休みやGW(ゴールデンウィーク)などのまとまったお休みの期間に課す宿題を大切にしています。なぜかというと、宿題が家庭学習、自主学習の基盤となると考えているからです。

塾の授業で「わからなかったことがわかるようになる」、「解けなかった問題が、解けるようになる」ことは、もちろん大切なことです。しかし、塾の授業だけでは、時間がたてば人は忘れてしまいます。ですので、塾や学校で学習したことを、家庭で反復練習すること。そして、家庭で学習に取り組む習慣を身に着けることが重要なのです。

最近の小中学生は、家庭学習が上手にできない子が多く見受けられます。その原因の一つとしては、学校から課される宿題が「自主学習」である場合が多く、自主学習をしようにも、何から手をつけてよいのかわからずに、いたずらに時間を過ごしてしまうことが多いのです。「自主的に学習をしなさい」と言われても、何をしていいのかわからないという子がとても多いです。

そのため、塾では、家庭でも学習に取り組みやすいように、明確に取り組む課題と期間を定めて宿題を課しています。このように、やるべき課題、期間を明確にすることで、子どもたちはその期間内に課題を終わらせることができます。こういった学習方法は、古い時代の勉強方法と思われがちですが、自主的に学習をするためには、まずは「与えられた課題を期間内に終わらせる」という目的を持って学習に取り組む習慣を身に付けてはじめて、自主的に考えられるようになるのです。自主性の芽を育てるために、与えられた課題にしっかりと取り組むこと、そこを大切に指導を続けています。だからこそ、進光ゼミナールでは、宿題への取り組み方、期限までに提出することにこだわっています。

日帰り合宿「満点サバイバル」!

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

今日(8/18)と、明日(8/19)は、進光ゼミナール中3受験生名物、日帰り合宿「満点サバイバル」です。
この「満点サバイバル」というのは、学習指導要領の改訂により、大きく変わった入試問題に対応するための力を養うための特訓講座です。

学習指導要領の改訂により、高校入試問題は大きく様変わりしました。これまでの入試問題は、出題形式を見ても、問題の難易度的にも、問題集で良く扱われている典型的な問題がほとんどでした。しかし、ここ数年、新傾向問題といわれる「知識」だけでは対応できない形式の問題が増えてきています。こういった、新傾向の問題をいかに攻略するのかが、合格のポイントです。
しかし、間違っていはいけないのは、「知識」だけでは対応できない問題というのは、そもそもの「知識」が身についているということが前提で、その「知識」を活用しなくては対応できない問題だということです。つまり、今まで以上に「知識」を身に着けることが大切だということです。

この、日帰り合宿「満点サバイバル」では、2日間で入試必須問題1,000問に取り組み、徹底的に入試に必要な基礎知識をインプット&アウトプットをします。演習後には、確認テストを実施し、満点がとれるまで家には「帰れません(1000)」。
本講座をやりきったという成功体験は、志望校合格への強い意志と努力の後に「やればできる」という実感につながり、大きな成長となります。

さて、今日は何時に帰れるかな?笑

お盆休みも計画的に勉強を

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

8/13(日)から、進光ゼミナールではお盆休みに突入します。
このお盆休みには、家族や友人と、思い切り夏の思い出を作りましょう。

しかし!!!
お盆休みは、ただ、遊ぶだけではいけません!
せっかく夏期講習で身についている学習習慣もなくさないように、メリハリをつけて勉強にも取り組みましょう。
中学生は、8月下旬から9月上旬にかけて、「下野模擬テスト(中3生、中2生)」や「定期テスト」があります。お盆休みの間に、夏休みの宿題を終わらせ、テストに向けての準備をスタートすることです。
高校生や小学生も、学習のペースを崩さず、9月以降、難しくなる学習単元に備えましょう。
*高3生は、楽しい思い出は来年に持ち越して、今年は、勉強に全力を注ぐこと!

そのためにも、進光ゼミナールから、小学生、中学生にむけて「お盆休みの宿題」をご用意しました。
小学生は、既習内容の中でも、9月以降の学習に関連の深い単元をまとめて復習できるような宿題をご用意しました。中学生は、中3生には、下野模擬テストの対策になるような宿題を、中2生、中1生には、期末テストのテスト範囲に限定した宿題をお出ししました。
塾での学習だけでなく、これまでに塾で学習した内容を思い出しながら、自分の力で問題に取り組み、答えを出す。こうした家庭学習が非常に重要です。

お盆休み、勉強も遊びも全力で取り組もう!

あっという間に8月に。。。

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

早いもので、8月に入り3日が過ぎました。
今年もすでに2/3が過ぎ、残すところ4カ月となりました。
時間がたつのは早いものです。

夏期講習も早いもので、13日が経過しました。
先日のブログでは、夏期講習の前半戦の話をしましたが、今日は、夏期講習の後半戦のお話をしたいと思います。

夏期講習後半戦は、
小学生は9月以降、難しくなる学習単元に備え、予習に取り組みます。
学校の授業は一定のスピードで進んで行きますが、個別指導では、1人1人が理解できるまで指導をさせていただきます。学校の予習に取り組むことにより、学習内容を理解したうえで、学校の授業を復習として聞くことができるので、理解力、定着率が向上します。難しい学習内容だからこそ、この時期にしっかりと予習に取り組み、学習の貯金を作ることが重要なのです。
中学生は、期末テストの対策、さらに中学2年生、3年生は下野模擬テストのための勉強を両立しなくてはならないため大変忙しくなります。
特に、期末テストの範囲は、夏休み前に学習した内容が中心です。前回のブログで取り上げた、エピングハウスの忘却曲線で考えると、40日の前に学習した内容は、壊滅的に記憶から忘れ去られてしまっています。そのため、普段の定期テストよりも準備期間を長くとり、十分な準備をすることが大切です。

学校の宿題を後回しにしてしまうと、重要な夏休み後半戦に、そのツケが回ってしまうため、まずはお盆休み前までに、学校の宿題を終わらせておくことがカギになりますが。。。毎年、多くの生徒が、後回しにした宿題に追われている姿をよく目にします。今年は、そんな悲劇が繰り返されないと良いのですが。。。

夏期講習が始まりました!

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

進光ゼミナールでは7月22日(土)から夏期講習が始まりました。
夏期講習は前半戦(お盆休み前まで)は、これまでに学習してきた内容を総復習します。
普段は、学校の授業進度に併せて授業を行っていますが、こうした学校が休みの期間は、これまでに学習した内容を復習するよい機会です。

ドイツの心理学者、ヘルマン・エピングハウスの忘却曲線というのをご存じでしょうか。人は、新しい情報を学習した後、1週間後に復習すると、忘却率は約80%にもなります。つまり、1週間後には、ほとんどのことを忘れてしまいます。しかし、繰り返し学習することで、定着率は上がり、何もしない人と比べると、60%もの開きが生じます。学校のカリキュラムには、復習の時間が設けられていません。夏期講習でこれまでに学習した内容を総復習し、さらに、以前よりも理解を深めることができるように取り組んでいきます。

基礎学力の向上と、規則正しい学習習慣で、学校が休みの間に基礎力を向上させましょう。

そして、、、お盆休みには、しっかりと宿題を出させていただきます。
小学生には、これまでの重要単元の復習するための宿題、
中学1年生には、1学期期末テスト範囲の内容が学習できる内容の宿題、
中学2年生、3年生には、8月末に行われる下野模擬テスト対策の宿題を出します。
こういったお盆休みなどの長期のお休みの期間には、計画的に学習をすすめられるように、たくさん宿題を出しています。

教室での学習だけでなく、家庭学習の質のも、この夏休みに向上させましょう。

夏期講習目前!

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

進光ゼミナールでは、7月22日(土)から、夏期講習が始まります!
全学年、これまでに学習した内容を総復習し、9月以降、さらに難しくなる学習内容に備え、基礎力の向上を徹底的に図ります。
受験生は、志望校合格に向け、
中2生、中1生は9月上旬にある定期テストに向け、
小学生、高校生、それぞれの目標に向けて、約40日の夏休みを、過去最高に充実した夏休みとなるように、1人1人の学習内容を確認し、テキストの準備をしています。

生徒たちにうっとしいと思われるくらい、スタッフ全員、熱血指導で暑い夏を、さらに熱く熱く演出したいと思います!

「冷凍庫を使わずアイスを作る!」理科実験教室

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

去る7月8日(土)、理科実験教室「冷凍庫を使わずアイスを作る!」が行われました。
当日は、あいにくの空模様でしたが、約20名の小学生が西川田教室に集まり、実験を行いました。

今回は、氷と塩を使って、普通の氷より冷たくなるという「氷点降下」という現象を使った実験です。

氷は溶けて水になるとき、まわりの熱を奪います。塩は氷が溶けるのを速める性質があるので、氷に塩をかけると、どんどん溶けていきます。その時まわりの熱をたくさん奪うので温度は0℃よりも低くなります。さらに、塩は水に溶ける時に温度を低くするという性質もあります。氷が溶けて水になると、塩がこの水に溶け出すので、温度はさらに下がっていきます。この理由から氷と塩を組み合わせると、簡単に温度を低くすることができるのです。食塩水はマイナス20℃くらいまでは凍りません。冷凍庫の空気の中で冷やすより、液体の中の方が熱が伝わりやすいので、あっという間にアイスクリームを作ることができるのです。

この実験では、まずは子どもたちに大きめのジプロックに入れた普通の氷と、塩を入れた氷を触ってもらい、実際の温度の差を感じてもらいました。これだけでも、みんな大盛り上がりでした。

次は、小さいジップロックに牛乳、砂糖、バニラエッセンスなどを使ってアイスのもとを作りました。氷と塩の入った大きなジップロックの中に、アイスのもとを入れた小さなジップロックを入れ、まずは素手でシェイクしてもらいました。子どもたちはすぐに手が冷たくなってしまい、シェイクできなくなってしまったので、持参してもらったタオルにジップロックを包み、さらに2分間シェイクし続けました。みんな額に汗を浮かべながら手を動かし続け、3分後、、、
タオルを外して中身を確かめてみると、そこには、明らかに液体ではなくなったアイスのもとがありました。子どもたちは、こんな短時間でアイスができたことに大興奮でした。
各自、氷と塩の入ったジップロックの中からアイスのもとを取り出し、それぞれに試食しました。

舌触りは、市販のアイスほどの滑らかさはなく、どちらかというとシャリシャリとしたシャーベットっぽい感じではありましたが、それでも自分たちで作ったアイスの味は、市販のアイス以上に、思い出に残る味になったようです。

親らしく生きない!その2

皆さんこんにちは。進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
本日も、先週に引き続き、私が読んでいるメルマガから、より良い親子関係を築くためにヒントになるのではないかという記事をご紹介したいと思います。私も、親として、ついつい「親らしく振舞わなくては」と思いがちですが、その行動が、その考えが、実は、子どもの成長にとって障害になっているのかもしれません。

 

「子どものために何かしてやらなくては…」と親は思うことがあります。しかし、実際に行動する時には、子どもの感覚には注意が必要です。なぜなら、何かしてあげたいと強く思うほど、段々と「子どもに何かしていないと、親ではない!」という信念に代わり、親の存在価値を得るため、必要以上に、または、不必要にアプローチしてしまいがちなのです。

これは、子どもにとって迷惑だというだけでなく、親が問題だと感じる子どもの行動(親に対する反抗や親の言うことをきかない)を誘発してしまう恐れもあるのです。

「いつまでゲームしているの!早く勉強しなさい!」
「いつもでも寝ていないで早く起きなさい!」
「自分の部屋なんだから、片づけなさい!」
「忘れ物しないようにしなさい!」
「遅刻しないようにしなさい!」

などの指示命令や、子どもに足りないと感じる部分ばかりに目を向けアプローチしていると、子ども(特に思春期)は、
「なんで私のことに親は口出しをするんだ!自分のことは自分でやるし、自分のことは自分で責任を取るのに…」
と感じるようになります。

親:「遊んでばかりいないで、少しは勉強しなさい!!」
子:「わかってるよ!」
親:「何がわかってるのよ!全然、勉強しないから言ってるんじゃない!」
子:「だから、わかってるって言ってるじゃん!!!」
親:「何!?その言い方。あなたが、勉強しないから言っているんでしょ!お母さんは何か間違ったこと言ってる!?」
子:「だから、うるさいんだよ!!!」
親:「何、うるさいって!!親に向ってなんていう口のきき方なの!!!」
子:「本っ当、うるさいなー…(その場を立ち去る)」

これだけで済めばいいのですが、その後、部屋にこもったり、顔を合わせても口をきかない、無視をするようになると、オロオロしてしまう親は少なくありません。

これは、頻繁な親の指示命令が引き金になり、子どもには「自分は親にコントロールされている」という理不尽さを招き、反抗や無視を引き起こしているのです。 これは、自分の生活についてのコントロール権を廻って、権力争いを挑んだ子どもの行動なのです。「どちらが力があるのか、確かめようじゃないか!」そんな姿勢なのです。

こんな場合、子どもの態度を責めるのは禁物です。プロセスを振り返っていただければわかるように、親のアプローチに喧嘩を売る意思があろうがなかろうが、子どもにしてみれば、きっかけは親にあると感じているからです。親が子どもの態度にいらだちを感じ、なめられちゃいけないと感情的になっていると理解できたのなら、一旦、言い争いの土俵から降りることをお勧めします。

親が子どもに勝っても負けても、子どもの学びはリスキーです。「この世は力関係で成り立っている」と学び、力を得ることを目的に行動するようになってしまう可能性があるからです。

「負けるが勝ち」ということわざがあります。今、引き下がったとしても、後々、子どもが自律的に行動できるなら、勝ち負けではありませんが、親としては安心できるでしょう。

「親だから、何かしなくてはならない」から「今、そして将来の子どものために何がベターなのか」に、意識を向けてみましょう。

「子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ(R)」vol.865(中土井鉄信著)より抜粋

 

親らしく生きない!

皆さんこんにちは。進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
今日は、私が読んでいるメルマガから、親子関係で陥りやすい事象と、その解決方法の1例をご紹介したいと思います。皆さんは、家事で仕事で疲れ、忙しい時に、子どもから話しかけられたら、どのように対応してるでしょうか。そんな時は、この記事を思い出してみてください。

親が問題と捉える子どもの行動のほとんどは、子どもが親からの注目を得ることで、家庭内での自分の存在を確認するためです。ですから、子どもの行動が問題だと感じたら、親の注目の仕方を変えると、まるで何もなかったかのように問題が解消することが多いのです。
昨今の両親は、昔に比べて忙しく余裕がないようです。その影響が子どもに及ぶと、様々な問題が生じてきます。子どもの世界も課題で溢れています。これらの課題を克服するためには、子どもが、親から関心を寄せられているという実感を持つことができると、自分は価値ある人間だと実感し、課題に取り組む勇気が湧きあがるのです。
子どもは、そのエネルギーを獲得する為に、親から注目を得ようとするのです。
さて、親は忙しい。子どもの細かい行動に目が行き届きません。そこで、子どもが親に関心を示されていないと感じれば、課題解決のためのエネルギーを獲得できません。そこで、なりふり構わず、注目を得ようとするのです。
親が忙しい時に、
子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」
親:「今忙しいから、後でね!」
しばらくして、
子:「ねーねーお母さん。今日…」
親:「今、お母さん何しているかわかるでしょ!あなたの話は後で聞くって 言ったでしょ!」
子:「……。(後でって、いつ!?お母さんは自分の話を聞いてくれない)」
となるかもしれません。

それでも、親の関心を得ようとすると、
親:「(子どもの顔を睨みつけて)何度言ったらわかるの!?お母さんは今忙しいの!」
子:「(ヤッター!お母さんがちゃんと僕の方を向いてくれた!!)」
と、叱られているのにも拘わらず、注目を得られたことに満足し、「親が忙しい時(いつも忙しそうですが・・・)に声をかけよう!」と新しい行動を学ぶのです。このようにして、親が問題だと思う行動が始まり、継続してしまうのです。

まずは、普通の忙しい親を子どもの前では一旦棚上げすることです。子どもは1時間も親に話をしようとはしないはずです。精々10分位のことでしょう。子どものエネルギーを高めるか、それとも将来に渡ってエネルギーを消失させてしまうことを考えたら、決して長い時間ではないはずです。

子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」
親:「ごめんね。今、どうしてもおかあさん手が離せないから、あと30分位したら、終わるから、後で聞かせてくれる」
子:「うん。わかった。」

30分経過したところで、

親:「さっきは、ごめんね。あなたの話を聞かせて?」
子:「あのね。今日、学校でね…」
親:「(子どもの顔をしっかり見て)ふん。ふん。そんなことがあったの…。それで、どうしたの?」
子:「それでね、…」
親:「そうだったんだ。それは、楽しかったわね!」

子どもにとっては、これだけでいいのです。
是非、少しの時間でいいので、子どもの話を聞く時は、普通の忙しい親を棚上げしてみて下さい。
現在、そして、将来の子どものために。

「子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ(R)」vol.864(中土井鉄信著)より抜粋

高校生のリアル

皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

5/27、5/28に開催いたしました、オンライン保護者会には、多くの保護者の皆様にご参加いただき感謝の気持ちでいっぱいです。
オンライン保護者会の中で、進光ゼミナールの先輩方のエピソードをいくつかご紹介させていただきましたが、思いのほか好評だったため、今回は高校生版をご紹介したいと思います。

まずは高校生のリアルな実態を皆様にお伝えしいと思います。高校生になると、途端に学校の話をご家庭でしなくなり、謎が多くなりませんか。特に、勉強や成績について。中には、学校の成績表を全く見せてくれず、塾や学校の面談に行って、初めてわが子の成績を知るようなケースも少なくありません。というとで、まずは、高校生全般の学習実態についてお話をしたいと思います。

大学進学をした学生を対象にアンケートを取ったもので、大学に進学した学生たちが、高校1・2年生の時の平日の学習時間を調査したものがるのですが、「67.3分」と言うのが、高校1・2年生の平日の学習時間の平均です。その中でも、63.5%の高校1.2年生が平日の学習時間は、0分から60分未満と答えています。これは小学3年生の平均学習時間とほとんど同じです。つまり、大学進学を目指す高校生でも、小学3年生と同じくらいの時間しか学習をしていないのです。

しかし、この平均に惑わされてはいけません。
・ほとんど勉強しなかった 29.3%
・30分~1時間 33.6
・1時間30分 9.9%
・2時間 14.9%
・3時間 7.8%

赤字部分の「1時間30分~3時間」と答えた生徒の割合は32.6%もいます。
つまり、「ほとんど勉強をしなかった」と答えた約1/3の生徒を除く、学習時間の平均は、もっともっと多いということです。このアンケートからもわかるように、高校生になると、学習時間をきちんと確保している人と、ほとんど勉強をしていない人にはっきりと分かれます。もちろん、これは、普通科高校出身の方のみを対象にしたアンケートではなく、専門科の学校から大学に進学した人も対象になっています。

では、高校生がなぜに勉強をしなくなってしまうのか、その理由を見てみましょう。

高校生が勉強をしなくなる理由の1,2位は、「勉強が苦手」と、「勉強が嫌い」で、この1位と2位が圧倒的大多数を占めます。しかも、なぜ勉強が苦手、嫌いと感じるようになるのかと言うと、学校の授業についていけず、テストでも成績が振るわなくなることが最大の原因です。

高校生になると、学校の授業は予習していることを前提に進んで行くため、授業スピードが速く、どんどん進んでしまうため、授業についていくこと自体が、以前よりも格段に難しくなってきます。

そのような中で、授業についていけず、成績が振るわなくなってくるとどうなるかと言うと、学校の授業はますますわからなくなり、学力とともに自信を失っていきます。失った自信と反比例するように、時間だけは持て余すようになり、勉強以外のことで持て余した時間を埋めるようになります。例えば、部活に熱中するならまだよいですが、バイトや遊びなど学校での活動以外のことに興味が移り、その結果、希望する進路に進めなくなったり、最悪、進級できなくなる可能性もあります。

実は、高校生は過酷な高校入試を経験し、ある程度、大人にもなっているので、いくらでも勉強できます。それが、なぜできないか、先ほどのアンケートのように、「まったく勉強しなかった」と答える人が約1/3もいるのかと言うと、勉強しようにも、自分一人ではわからないこと解決できないから、結果的に、勉強が進められず、勉強しなくなってしまうんです。そのため、高校生に学習面で最も必要なことは、わかないことを相談し、解決するために教えてくれる、またはアドバイスをくれる存在と環境なんです。

また、目標、目的を持つことも大切です。こんなことを将来勉強してみたい、この大学に進学したい、こんな仕事についてみたい、この企業で働きたいなど、自分の将来のヴィジョンを持つこともモチベーションを保つためには重要です。

夏休みを利用して、進学を希望している方は、大学や専門学校のオープンキャンパスへ行き、その学校の魅力だったり、パンフレットだけではわからないリアルな情報に触れましょう。また、就職希望の方は、企業研究にトライしましょう。将来の選択肢を広げ、自分が自分らしく輝ける場所を見つけるために、ぜひ業界や企業を研究をしましょう。この企業研究は、学校の就職実績に記載されている企業をインターネットで調べることから始めてみると良いでしょう。調べていく中で、自分の「知っている」ことの範囲を広くしておくことが大切です。自分が「知らないこと」を「やりたい」と思うことはなかなかむつかしいので、将来の選択肢を増やすためにはぜひ取り組んでみてください。