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冬期講習最終日

本日は、冬期講習の最終日です。
始まる前は長いと思っていた講習会も終わってみればあっという間の2週間でした。

2019年に入ってからは、
1月4,5日の宇都宮短期大学附属高校の入試を皮切りに、
6、7日は作新学院、7、9日は文星芸大附属、文星女子と私立高校入試が行われました。
そして、明日からは早くも合格発表が始まります。
明日は天気予報では、関東平野部でも雪が降る予報です。天候は荒れそうですが、
受験生の合否

結果は荒れないようソワソワしながら結果を待ちたいと思います。

冬期講習中は、本当に受講者が多く、日によっては自習したくても席がない時間帯があり、
生徒たちのやる気に水をさしてしまう結果となり、ご迷惑をおかけしました。
みんなが情熱をもって勉強してくれたおかげで、
授業が始まる前(8:45~9:20)と、18:45以降の授業でしか暖房を使わずに過ごすことができました(笑)
暖房を使っていないのに、「教室が暑い」と言われることも多々あり、人の熱、情熱はすごいな~と思いました。
この冬期講習の情熱を継続しながら、新年の通常授業もがんばっていきたいと思います。

遅くなりましたが、本年も宜しくお願いいたします。

2018年最後の授業

本格的に冬期講習がスタートして5日目。
本日が2018年最後の授業となりました。

受験生は最後の追い込みとなる時期なので、体調管理に気をつけながら、
やり残したことがないように全力で5日間勉強に打ち込んできました。

先日、ブログでご紹介した、元アメリカ・プロ・バスケットボール選手のマグジー・ボーグスさんは、
バスケットの試合は「技術60%、メンタル40%」と話をしていました。

私たちは、技術として勉強・問題の解き方を指導するとともに、
受験に臨むためのメンタルのケアが必要です。
だから、私たち大人は、つねにポジティブで笑顔でいることが大切なのです。

私たちの不安や不満は子どもたちに伝わります。
子どもたちの不安を消し、前向きな気持ちを伝えるために、そして、自信をもたせるために、
この冬期講習の間、徹底的に学力(技術)を上げるとともに、
とことんポジティブシンキングで、子どもたちの不安を消し去ろうと思います。

すべては子どもたちの未来のために、今できる全てのことをやろう!

今年一年、ほんとうにありがとうございました。
皆様、よいお年をお迎えください。

Come on Baby! We need you!

突然ですが、皆さんはマグジー・ボーグスというNBA(アメリカのプロバスケットボール)選手がいたことをご存知ですか?(もちろん、知らない方がほとんどだと思います!)彼はNBA最小のプレーヤー、160cmの司令塔として2m超え選手たちを相手に、14年間NBAでプレーし、常識を打ち破る小さな巨人として、NBAの歴史に名を残しました。現役引退後は、女子プロバスケットボールチームのコーチ、高校バスケ部のコーチを歴任し、現在は、NBAの親善大使として世界中を飛び回り、バスケを通じて多くの人々にたくさんのメッセージを伝えている。

そのマグジー・ボーグスがNHKの「奇跡のレッスン」という番組で、日本の東京都内の中学校の特別コーチとして、1週間指導したのをご存知でしょうか?
マグジーは番組の冒頭で、「不可能などない。全ては挑戦に値する」、「子どもたちには、自分の限界に挑戦してもらいたい」と話し、1週間の指導を通じて、自分の個性を見出せず、自分に自信が持てない子どもたちの意識を変えていく。私は、この番組を趣味半分、本職としての塾の先生という立場半分で見始めたのだが、そこには、バスケだけでなく、自信のない子どもたちを人生の成功者として導くためのたくさんのヒントがあった。

マグジーは、自信のない子どもたちが自信を持つためには、正しい知識を学ばなくてはならないという。自信のない子どもたちが自信を持つためには、正しい知識を得て、居心地の良い場所から出て、慣れないことに挑戦することが必要だと説く。
本来、子どもたちは、いつだって学びたがっており、新しい情報に目を輝かせ、新しいことに挑戦したいと思っている。しかし、自分自身に自信が持てないために挑戦することができない。さらに、挑戦しないことを「やる気がない」と勘違いした大人に怒られようものなら、ますますやる気をなくし、自信を失い、悪循環に陥ってしまう。
私たち大人の役割は、子どもたちの興味とやる気に対して寄り添いサポートし、「全ては可能だ」と自分だけは自分を信じられるように意識付け(マインドセット)すること。さらに、今の努力の成果を意識させることができれば、きっと何事も続けたいと思うはずなのだ。
私たち大人は、子どもたちに何かを教えようとすると、子どもたちのできないことばかりに注目し、「何回言ってもできるようにならない」、「昨日言われたことも覚えていない」などと言い、フラストレーションを勝手にため込む(こういう経験をしたことがある方は、実に多いのではないだろうか。かくいう私も、しょっちゅうこの経験をしている)。
これについてマグジーは、「子どもたちに間違いがあれば、きちんと伝えることは大切です。そこにフラストレーションはありません。子どもたちに(正しい知識を)理解してほしいのですから、わかってもらえるまで辛抱強く繰り返し伝えます。自分(大人)の不満は子どもたちに伝わり、子どもたちもそれを感じ取ります。チームに求める性格をコーチ自身が備えなければなりません。子どもたちは学校を映し、あなた自身を映し出しているのです」と答える。そして、「子どもたちは、自分のやっていることが正しいのか気にしている。それを教えてあげることで信頼関係が出来上がっていく。ネガティブなことばかり聞かされていると、彼らの思考もネガティブになる。だから、褒めることを忘れてはいけない。子どもの可能性を最大限に引き出すためには、一人一人をしっかりと見つめ、出来ないことがあれば正しい知識を与え、それと同様に、成功したら褒めてあげることが大切なのだ」と。

私たちは、ついついできないことばかりに注目し、指摘し、命令し、私たちの思った通りにならないと怒りだしてしまう。私たちの、その態度が子どもたちの自信とやる気を奪い、挑戦せずに居心地の良い場所に立ち止まらせてしまう。私たちは、子どもたちの興味、関心に寄り添い、正しい知識を与え、彼らの努力を理解し、彼ら自身を承認し、成功したことを褒め、「やればできる」という自信を持たせることが必要なのだ。
簡単に言えば、子どもたちと同じ目線で、同じ気持ちで歩み、一緒に成功を喜ぶことが大切なのだ。簡単に言ってはみたが、これがシャイな日本人にはとてつもなく難しい。

番組の中で、試合中に相手選手と激突し、痛みをこらえプレーしていた選手に、マグジーは繰り返し言った。

「Come on Baby! We need you!」(がんばれ!お前が必要なんだ!)

必要じゃない人なんて一人もいない。
しかし、「We need you!」と伝えられる大人は何人いるだろうか?
子どもたちが笑顔で幸せになるために、私たちはいるのだ。子どもたちの未来のために、まずは、私たち大人が居心地の良い場所から出て挑戦しよう。心の中にあるその言葉を子どもたちに伝えよう。「子どもに求める性格を、大人自身が備えなければならない」。バスケでも教育でも、そのことは変わらないように思う。

 

長い文章となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

冬期講習に向けて

冬期講習に向けて、生徒たちのカリキュラムを作るために生徒の成績、学習指導履歴を確認し、講師からも普段の授業の様子をヒアリングし、生徒一人一人の未来を想像しながら思いを巡らせています。

特に受験生は、模擬試験の結果を見ながら課題を発見し、その課題を克服するための取り組みを考えていきます。
塾での授業だけでなく、家庭学習の質も上がるように、宿題の量や質も考えなくてはなりません。受験生が全員笑顔で春を迎えられるよう、一人一人に合った、そして、ちょっと(?)無理をしないと達成できない量と質の学習ができるよう、一人一人のカリキュラムをもっともっと考えたいと思います。

中学1、2年生は、数学・英語を中心に復習します。
9~12月に学習する内容はとても難しく、1年生は中学学力を基礎を、2年生は、来年の高校入試に頻出の単元を学習します。この冬休みのがんばりが、みんなの未来に与える大きさを考えると、何も決められないくらい悩んでしまいます(笑)。

冬期講習のスタートまで、あと24日!とことん考えて、素晴らしい冬期講習にしよう!!!

明治大学 経営学部合格!西川田教室Hさんの合格体験記!

私は、小学校6年生の時に進光ゼミナールに入塾しました。入塾したきっかけは、中学生の兄が英語が苦手だったので、私は、小学生のうちから英語を勉強して苦手にならないようにすることが目的でした。中学校入学後は、陸上部に所属し、普段は、学校、部活、塾、宿題に追われ、すごく忙しく、勉強はイヤイヤやらされている感しかありませんでした。そんな私が初めて、自分から勉強をしなくてはならない!と思ったのは、やはり高校受験の時でした。中3の夏に部活を引退し、塾の夏期講習に参加し、なんとなく受験勉強はしていましたが、今思うと、全然本気で取り組んでいなかったと思います(笑)。志望校が宇都宮中央女子高に決まったのは、夏休みの学校見学がきっかけでした。当時は、自分の学力も、学校のレベルもわからず、何となくの憧れで志望校を決めていましたが、8月の下野模擬テストを受けてみてビックリ!全然点数が足りずダントツの『努力圏』という判定が出ました!正直、焦りを感じましたが、まだ半年以上あるし、なんとかなるさと気楽に考えていました。そんな時に、塾の先生との面談があり、自分の甘さや勉強不足、厳しい現実を突きつけられ、少しだけ気持ちが引き締まりました(笑)。少しだけ。当時、私は、家庭学習は塾と学校の宿題しかやらず、それ以外の勉強はほとんど何もしていませんでした。面談後、先生に強制的に苦手科目の国語の自習日を決められ、1日2時間以上、塾に行き先生の目の前の席で自習をさせられ、ノートまで提出させられました。さらに、10月以降は、入試必勝パーフェクト講座のテキストから、全科目大量に宿題も出され、学習量は大幅に増えました(笑)。その結果、10月の下野模擬テストではなんとかギリギリ『可能圏』、12月の下野模擬テストでは、自分もビックリ『安全圏』と思っていた以上に成績が伸びました。そこから入試までは、合格したい一心で、そこそこ勉強したと思います!(笑)

そんな私の勉強法は、入試必勝パーフェクト講座のテキストと入試の過去問に徹底的に繰り返し取り組みました。その時、注意したことは、必ず問題はノートに解き、正解できた問題は、テキストの問題番号の横に「〇」をつけ、間違えた問題には、問題番号に「×」をつけ、できる問題とできない問題を一目で分かるようにチェックしました。次に、「×」のついた問題を解き直し、さらに、できれば「〇」、やっぱりできなければ「×」をつけ、2回連続で「×」がついた問題は、解説を読み、解説を見ても分からない問題は塾で質問をしました。そして、塾の先生に教えてもらったことは、赤ペンでノートに書き込み、解き方を忘れないように心がけました。この勉強法は、今でも私の基本的な勉強法になっています。

宇都宮中央女子高合格後は、春休みの高校準備講座で高校の授業の予習、中間テストの前には、定期テスト対策プリントを使って勉強をしていたので、最初の中間テストで50位以内に入ることができました。自分でも予想以上の好成績だったことに気を良くして、中学の時よりは前向きな気持ちで勉強に取り組むことができたように思います。

そして、1年生の学年末で3位、2年生の1学期期末では奇跡的に学年1位になることができ、その後は、定期テストは5位以内をキープすることができました。しかし、私は定期テスト、通知表は良かったのですが、実力テストで点が取れなかった(*実力テストは、全然できなかったので100位以内に入れないこともありました)ため、2年生の後半からは、指定校推薦での大学進学を目指して取り組んできました。その結果、模試では『Ⅾ』判定しか出たことのない、明治大学経営学部に指定校推薦で合格することができました。

受験生の皆さん、この時期は、気持ちも焦るし、大変だと思いますが、今の努力や苦しみは、その苦しみを乗り越えたあとにとても大きな喜びが待っていることをイメージしてがんばってください!そして、継続は力なりという言葉がありますが、コツコツ努力を積み重ねると、自分でも思っていた以上の結果が返ってくると思うので、そう信じて頑張ってください!

教育記事「変わる大学入試2020」(朝日新聞)‐後編

前回のブログにつづき、英語の民間試験の朝日新聞の記事についてご紹介します。

「TOEIC」
ビジネスで使う英語力を測る目的の試験。商談など仕事を意識した題材が多い。「書く」の問題では、金融機関の新入社員の立場で、人事部からのメールに返信を求められた。ビジネスメールの様式など、社会人としての「常識」も求められる試験であった。

「GTEC」
高校生向けの試験となるGTECの題材は、大学の講義や学生同士の会話、教授からのメール、サークル勧誘などが中心。

社会人が求められる英語スキルを求められるTOEIC、学生生活を題材とするGTEC、この異なる題材を扱う2つの試験だが、「話す」と「書く」の試験を、パソコンを使って回答するという点は共通だった。「話す」は英語の問題がヘッドフォンがら流れ、口元のマイクに向かって答えるというもので、採点者の様子はわからない。
2つの試験は申込方法や試験前の本人確認の手段、試験会場の雰囲気なども違っていた。ただ、元々異なる目的で実施されており、こうした違いは当たり前とも言える。
日常生活では、条件が異なる中、最も適切な選択肢を選ぶ力が必要な時がある。大学入試でも「自分に最も合っている試験を選ぶ」力が問われているのかもしれない。

記者の結果は「CEFR」に落とし込むと、どちらも「A2」。
「読む」と「聞く」で点数を稼ぎ、「話す」と「書く」が厳しい評価であったことも同じだった。予想されるほど試験の違いは結果には影響しないようだ。

教育記事「変わる大学入試2020」(朝日新聞)‐前編

2018年10月21日の朝日新聞に2020年度から始まる「大学入学共通テスト」での英語の民間試験についての記事が載っていたので、要点をご紹介したいと思います。

2020年度から始まる「大学入学共通テスト」では英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため、民間試験が活用される。大学入試センターは計8種の試験の申請を認めているが、8種の試験の目的はビジネスや留学などバラバラだが、点数を1つの基準「欧州言語共通参照枠(CEFR)」で評価し、上から「C2、C1(熟練レベル)」、「B2、B1(自立レベル)」、「A2、A1(基礎段階)」で判断される。実際にどんな試験なのか、2人の記者が一部を受験さした体験談をご紹介します。

【TOEFL】
米国の大学などに留学する学生の英語力をみるTOEFLの場合、英語はハイレベルで学術的な内容。「聞く」の試験では、大学の講義や討論の場面が題材で、何の話をしているのか分からないままに答えを迫られた。さらにてこずったのは、パソコンに向かってしゃべる「話す」。ある問題は大学教員が話した内容に対する意見を求められているという点は理解できたが、話の中身がわからず、答えようがなかった。

(結果)「B1」:「聞く」「話す」が「読む」「書く」より評価された。

【ケンブリッジ英検】
ケンブリッジ英検の特徴は「イギリス英語」。学校で習った「アメリカ英語」とはリズム感や発音が違う。テストで話すスピードも速い。「聞く」の問題ではイラストを見て天気の話だと分かり、「これなら大丈夫!」!と思ったのもつかの間。全く聞き取れなかった。「話す」は、複数の受験者が一緒に受ける形式で、他の受験生とのやり取りも求められる。記者が受験したときは、イラストを見ながら休日の過ごし方を議論する出題で、TOEFLの学術的な内容より易しかった。

(結果)「B1」:「話す」「書く」で得点が高かった。

【英検2級】
上記の2つに比べ、英検の「聞く」は、慣れたリズムの英語。試験開始前の説明が日本語という点がうれしく、それだけで安心感と余裕が生まれた。「話す」の試験は一対一形式で説明を求められるものだった。

  (結果)「B1」:「話す」は不合格。「読む」「聞く」で点数を稼いだ。

これだけ得点や評価にバラつきがあると、本当に「同じレベル」にあるのか釈然としない。民間試験を実施する複数の団体によると「受験者によって相性がある」、「同じ人間が複数の試験を受けて、CEFRがばらばらになる例もある」という。受験生はそんなことも気にしながら試験を選ばなくてはならない。

後半に続く

西川田教室の10月イベントのお知らせ

10月6日(土) 入試必勝パーフェクト講座
10月7日(日) 下野模試+学習ガイダンス(中3生対象)
10月13日(土) 入試必勝パーフェクト講座
10月15~17日 秋期休塾日
10月20日(土) 中1生 学力テスト+数検
10月27日(土) 入試必勝パーフェクト講座+漢検

となります。11月には、中2生の学力テスト、小学生(対象:4~6年生)の学力テスト、
理科実験教室、中学生のテスト対策授業など学習イベントが盛りだくさん。

勉強の秋と言いますが、受験生は猛烈に勉強をして、志望校合格を目指しましょう!
センター試験まで、あと99日!
栃木県立高校入試まで、あと145日!

 

入試必勝パーフェクト講座と10月月下野模擬テスト

本日は、中3生の入試必勝パーフェクト講座が行われています。
明日の下野模擬テストでこれまでの努力の成果をいかんなく発揮できるよう、
午前9時15分から午後16時45分まで、5科目みっちりと勉強三昧です!(笑)

進光ゼミナールでは、
9月後半(中学校の前期期末テスト終了後)から、
中3生の予習と、入試対策に並行して取り組んでいます。
通常授業、宿題で基本問題に取り組み、
入試必勝パーフェクト講座で実践的な問題に取り組み、
インプットとアウトプットを繰り返し、レベルアップをはかっています!

さぁ明日は下野模擬テストだ!!!
どんな結果になるのか、今からワクワクしています!!!

 

教育記事「道徳の評価 続く手探り」(朝日新聞)

2018年9月25日(火)の朝日新聞の記事に「道徳の評価」についての記事が掲載されていたので、一部を要約し、ご紹介します。

「小学校で今年度から正式の教科となった道徳で、学習成果をどう評価するか、学校現場で手探りが続いている。ほかの教科のように数値で「成績」をつけるのではなく、記述式でコメントを書くのが原則だ。子どもの様子をじっくり見守る必要があり、1学期の通知表には評価欄を設けなかった地域や学校もある。
道徳の教科化にあたり、文部科学省は学習評価の方法に関する通知を出した。専門家会議での議論を踏まえ、他の子どもと比べるのではなく一人一人に即した評価を記述式でおこなうこと、「大くくり」なまとまりを踏まえて記すこと、項目や観点別の評価はしないことを明記した。
ただし、評価内容を本人や保護者にどう伝えるかについては特段の決まりはなく。多くの学校が通知表の道徳欄をどうするかで悩んだ。」

また、記事の中で、ある学校の校長の言葉が紹介されている。
「授業では、特定の価値観を教えてはいけない。時間をかけて子供を観察し、本人が考えを深めたかどうか記す必要があり、学期ごとに評価するのでは期間が短すぎる」という。また、記事の中では、「道徳の学習状況は一人一人で異なり、言動の積極性などだけでは判断できない面もある。静かに考えを深めているということも大いにありうるからだ。そうした状況を丁寧にみとって文章にまとめる作業は大変は手間がかかり、神経も使う」と評価の難しさを挙げている。

道徳の評価はとても難しく、他の生徒との相対評価や、得点化して絶対評価で評価することは出来ない。いかに、生徒本人に関心を持ち、見守り、コミュニケーションをとり、一人一人と接してい中で、生徒一人一人の成長をつぶさに感じ、それを日々記録し、言葉を選び、限られた文字数の中でご家庭に成長の様子が伝わるような言葉で記述するしかないのではないだろうか。これが本当に実現するなら、生徒・保護者にとって、これほどうれしいことはないだろう!
しかしながら、これを成しえるためには、今よりもさらに学校の先生(特に担任)の負担は、計り知れないくらい大きくなり、個人差が大きくなるのは間違いないだろう。この道徳の教科化をカタチだけで終わらせないためにも、まずは、学校教員の働き方改革が必要不可欠だ。