こんにちは
若松原教室の阿部です
冬期の保護者面談が終わり、普段の家での様子や父兄の方が我々に期待していることを改めて知ることができました。
毎回思うことですが、保護者面談は本当に大切なものです。
そこで、『学力が伸びている生徒』の家庭にはいくつか共通点があったので、アドバイスしたことを簡単ではありますが紹介いたします。
1)お母さんやお父さんが『学ぶ姿勢』を見せている
子どもは親の姿を見て成長します。普段から親が『学ぶ姿勢』を見せておくと、それが自然な行為としてすり込まれます。例えば、子どもが勉強している横で読書をする、なんていいと思います。また、「勉強した?」という質問ではなく、「今どんな子と勉強しているの?」と聞いて、教科書やノートを見せてもらいます。そこで、ノートの取り方や時の丁寧さはいったん置いておいて「すごいね。こんな難しいことやってんの。頑張って。」と一言声を添えてあげてください。おだて上手な言葉も有効です。
2)勉強する環境整備
部屋が良いのかリビングが良いのかは、一律ではないので、子どもの性格や時期によって使い分けることをお薦めします。リビング学習が向いている子供は、人と関わることに安心感を持ったり、一人が苦手な性格です。小学生の間は親と一緒に勉強することも必要なので、小学生まではリビングがいいのではないでしょうか。当然ですが、この場合、ゲーム機やマンガは見えない場所に置いて、大きな声で話さないなどはおりょは必要です。そして中学生以上は、勉強部屋で勉強させることを薦めます。ただしこの場合は、家族と繋がっている空間にすることが必要なので、ドアを開放しておき、時々様子を見守るようにしてください。
3)無理のない学習計画を立てる
最近では定期テストの3日前にならないと部活がお休みになりません。3日前から対策をしても遅いことはご存じかと思います。最初は、10日前くらいから一緒に計画を立ててください。細かいページ数までは必要ありません。その日何の教科をどのくらいの時間で取り組むのか、だけにします。一緒に計画をたてることに意味があります。そして次は、1か月前くらいの計画を自分でたてさせてみる。段階を踏んで少しずつ、できる計画を立てください。
4)褒めて喜びを共有する
結果だけを見て褒めないことです。そのプロセスを褒めてください。子どもたちにとって勉強やテストは嫌なものです。それは私たちも一緒でした。その嫌なものを頑張って取り組んでいるので、返却された「点数」だけを見て褒めないようにしてください。もしかしたら平均点が低いかもしれません(その逆もあります)。高得点だった場合、今回どうして頑張れたのか?どんなふうに勉強したのか?などしっかりと聞いてください。また、残念な結果になってしまった場合、次回に向けてどんな風に頑張るのか?終わっことは反省して次に活かせるように前を向かせてください。
各家庭の家庭環境も異なりますので、上記の内容は一概すべて当てはまるとは思いません。
それでも、できることからぜひご家庭でも少しずつ実践してみてください。