こんにちは
若松原教室の阿部です

今年のGWは10連休、どんな風に過ごしましたか?
明日から学校ですが、連休明けは大きな落とし穴があります。
それは、「不登校(学校に行けなくなる)」になりやすい時期なんです。
連休は、基本的な生活リズムが崩れやすいときです。
学校や勉強が嫌いで、ゲームや遊ぶことにハマりやすい子どもにとっては、「朝起きて学校へ行って、授業を受けて、帰ってご飯を食べて、お風呂に入って寝る」という生活リズムが崩れます。
この生活リズムが崩れてしまうと、学校に行くのがつらくなります。

さらに、友だち関係や先生との関係など学校生活に不安がある子どもにとっても、連休で心が解放され「もう学校でイヤな気持ちになりたくない」と感じて連休明けに学校に行きづらくなるのです。
3日以上休みが続く連休は、「学校へ行く」という行動がリセットされやすくなります。
だから、連休明けには学校に行くのがつらくなるのです。

学校に行くのがつらくて初日を休んでしまうと、上手に再スタートが切れなかった自分に不安を抱いたり、生活リズムをうまく戻せなかったりして、次の日も、また次の日も休み続けてしまうスパイラルにハマってしまいがちです。

連休明けもしくは登校前日に「不登校(学校に行けなくなる)」の予兆が現れます。
その予兆を見逃さないようにしてください。
予兆のパターンによって対処の仕方が変わりますので参考にしてみてください。

1)「もっと休みたい」「だるい」「めんどくさい」
できればがんばって登校させてください。
がんばって学校へ行けば、自分に自信が持てます。
学校へ行って友だちと会えば、少し気が晴れます。
2)学校に行こうとすると腹痛・頭痛・発熱(微熱程度)が起きる
「登校に対する強い不安」や「漠然とした大きな不安」がお子さんの口から語られたり、腹痛・頭痛・発熱(微熱程度)が起きたり、「行きたい」という気持ちはあるのに身体が言うことを聞かなかったりする場合は、カウンセリングを受けることをおススメします。
3)「友だちにいじめられている」「先生にきつくあたられている」
学校に行きたくない理由が人間関係にある場合は、複数の人たちでタッグを組んで、事実をきちんと把握しておくことが大事です
人間関係が原因の場合は、人間関係さえ解決すればまたすぐに学校に復帰できます。
ただし、その人間関係には「干渉」するのでなく「敏感」でいてあげてください。
主体性を尊重して見守ってあげつつ、何かあったときには協力してあげられる態勢が大事です。
まずはお子さんを守るためにも、いったん学校を休ませてあげるほうが良いと思います。

我々も長いお休みの後は会社に行くのが嫌になります。
子どもも一緒なのです。
予兆によって対応してあげてください。