先日、「PRESIDENT」という雑誌を読んでいると、「学歴の効用」について検証するという、興味深い記事が掲載されていたので、ここで少しだけかいつまんでみなさまにご紹介したいと思います。
この記事の中では、大学進学率が50%を超えた今、学歴の効用は低下していると思われがちだが、データを見る限り、現実に起きているのは、大卒の「一人勝ち」であるという。
1975年の学歴別生涯賃金を比較すると、高卒と大卒の賃金格差は3,380万円、高専・短大卒と大卒との賃金格差は1,540万円だった。ところが、2010年になると、高卒と大卒の賃金格差は5,670万円、高専・短大卒と大卒との賃金格差は4,980万円と格差が大きくなり、高専・短大卒の効用は高卒に近づき、大卒の価値は高まっている。
これまで、将来の明確な目標がまだ決まっていない生徒には、自分の可能性を広げるために大学に進学しよう!と声をかけてきたが、これからは、世の中を生き抜くために、必ず大学に行け!と声をかけなくてはならない時代になっているよだ。
次回のブログでは、なぜ高学歴ほど所得が高くなるのか、記事の続きをご紹介したいと思います。