みなさんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

6月も残り少なくなり、雨の季節になりました。
そんな雨の日に読みたくなる本を、梅雨の期間中いくつかご紹介したいと思います。
まず、第一弾は、「ダンス・ダンス・ダンス」です。

(1)「ダンス・ダンス・ダンス」村上春樹
この物語は、村上春樹 青春3部作と呼ばれる「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」の続編と言われています。
そこにはユキという、特別な能力を持った少女と、アメというユキの母親が登場します。

奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら、主人公の「僕」はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。
70年代の魂の遍歴を辿った著者が80年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた話題作。
失われた心の震えを回復するために、「僕」は様々な喪失と絶望の世界を通り抜けていく。
渋谷の雑踏からホノルルのダウンタウンまで――。 そこではあらゆることが起こりうる。
【BOOKデータベースより】

生きる意味なんて考えず、踊り続けるんだ!
村上春樹の作品は、逃れることのできない問題に、面倒くさいと思いながらも向き合い、
苦悩の果てにたどり着いた答えが、正解なのかもわからないまま受け入れる。
何とも言えないもどかしさを感じる作品が多いですが、読み終えた後に、少し人生の角度がかわるような、
今まで同じものを見ても、少しだけ違って見えるようなそんな感覚になります。
この「ダンス・ダンス・ダンス」という作品は、途中経過は別にして、
幸せな結末m分かりやすいハッピーエンドになっていると思うので、
ぜひ、機会があればお読みいただけたら幸いです。

*物語の重要な場面にしばしば雨が登場する「ノルウェイの森」も、村上春樹の代表作なので、おすすめです。