こんにちは。

進光ゼミナール竹林教室 室長の山城です。

 

看板

 

先日19時頃、いつものように授業をさせて頂いていたら、初めてお見かけするお年寄りの方が、教室にお入り下さることがありました。

そのお年寄りの方は、室長ブースにお掛けになられ、息を切らしていらっしゃるご様子でした。

まだそのご様子に気付かなかった私は「塾にお話を聞きにお越しになった方が、いらしたのかな」と思い、室長ブースに駆け寄りましたが、かなり汗をかかれていらっしゃるお姿を見て、只事でないことに気づきました。

私は、救急車をお呼びすること や お水などを差し入れることを考え、お声がけしたのですが、すぐ落ち着かれたようで「それらは、なくても大丈夫。妻や弟と一緒に、老人ホームから歩いて帰る途中、二人とはぐれてしまって、ここにたどり着いた。携帯電話を持っていて、弟たちと連絡を取りたいんだけど、一人じゃ 使い方が分からなくて…」とのことでした。

私が、携帯電話の使い方をお伝えしている最中、そのお年寄りの方に 電話がかかって来ました。

電話に出ると、警察の方からで「ご家族から捜索願いが出ていたところだったんですよ!無事だったんですね!今から保護に向かいますので、お待ちください」とお話が進み、その後、無事に保護して頂く流れになりました。

最後、お年寄りの方から「何とお礼を言って良いか」とお言葉を頂いたのですが、「困った時はお互い様です」とお伝えし、お年寄りの方は、ご家族の皆様とご一緒に、教室を後にされました。

 

一部始終を見ていた生徒の方々が、一斉に 室長デスクへワーッと集まって来てくれて「急なことで、びっくりした!」、「大丈夫だったの?!」、「先生、お礼なんかもらった?笑」と様々なお声をおかけ頂きました。

色々な反応を頂いた際に「遠巻きにだけど、子ども達は、周り や 大人たちの言動を 本当に良く見て、観察しているんだな」と感じ、少しドキッとした部分もありました。

「ああいう場面って、中々、普段 生活しているだけだと、実際に 出くわす機会ってそうそうないよね~」と話しながら、「自分が同じシチュエーションに出くわしたら、どう行動したか」を発表し合う会が催され、その休み時間は終わってしまいました…(笑)

ただ、お年寄りの方も無事に警察の方々に保護して頂き、また生徒の方々にも普段であれば出会わないシチュエーションやそうした時の対処法を間近でご欄頂ける機会になり、私にとっても生徒の皆さんにとっても、大きな学びの場になったように感じます。