こんにちは
授業時の生徒の言葉から、改めて大切だなと思ったことがありました。
小学生のA君、国語の授業をする中で新出語句の意味調べをすることがありました。
辞書を引く前に言葉の意味を聞くと、
「なんとなく使っている言葉だけど、意味を聞かれると分からないな。」
とても大事な考え方です。言葉の知識、語彙力は小中高の学年を問わず、国語の勉強の基本になります。
国語の文章でよく出てくる言葉で「〇〇的」、例えば「抽象的」の意味を正確に言えるでしょうか。
改めて聞かれると難しいですよね。なんとなくこんな意味かなと読み進める人と、抽象的の意味を正確に知っている人では本文の理解度は違ってきます。
国語が得意な人は「言葉の正確な意味」を数多く知っています。日本語なので「なんとなくこんな意味かな」と想像は出来ても、その言葉の本当の意味からズレていきます。文中に意味が正確にわかっていない言葉が、1つくらいなら本文の大意は読めるかもしれませんが、5つ以上あると言葉の意味のズレは大きくなり、結果的に文章全体が何と言っているかが分からない、ということになります。
国語が苦手だなと感じている人は、言葉の意味に注意して読み進めてみてください。
普段読むよりも2~3倍の時間がかかるかもしれませんが、少しずつ内容が把握しやすくなってきます。
生徒の言葉から、今後も勉強の根幹を意識しながら授業を進めていかなければと思った次第です。