こんばんは、鹿沼東教室の久保井です。

栃木県の令和5年度入学者一般選抜が終わりました。

試験に臨んだ中3生の皆さん、保護者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

早速、社会の問題の分析です。

保護者の皆さんは、”社会なんて暗記すれば、できるようになるから”と、未だお考えの方、いらっしゃいますね。

既に、一問一答の大問はありません。論理的思考力がなければ、答えにたどり着けません。

論理的思考力とは、だから~、だから~と、玉突き的に考えられることです。

 

今日の大問🈩の⑸の問題です。

日本の火力発電は、主に原油や石炭、天然ガスを利用している。(中略) それぞれの県の総発電量に占める火力発電の割合(2020年)が最も低い県はどれか。

ア岐阜県、イ三重県、ウ山口県、エ福岡県

ここでは、2020年は関係ありません。この4県の火力発電の割合を暗記している受験生は希少です。

 

日本は、原油や石炭や天然ガスはほとんど、輸入に頼っている

だから、外国から輸入するときは、大型タンカーで輸送されてくる

だから、大型タンカーが着く港が必要

だから、海に面していない県は、輸入しにくい

だから、岐阜県は火力発電の割合が低い

このように思考できれば、比較的短時間で解答でき、次の問題に移れたでしょう。

 

大学入学共通テストの出題の形が、やはり問題文が長くなってきました。その影響が県立高校の一般選抜にも

しっかりと出ています。

暗記しているだけでは、希望の点数は取れないのです。普段から、だから~、だから~、の思考の形を身につけましょう。

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