こんにちは
若松原教室の阿部です
今日は、中学3年生の特色選抜内定発表の日です。
特色選抜を受検した生徒にとって、ドキドキな一日です。
期待する結果が出た生徒は、まだ受験が残っている生徒のことを考えた行動をしてください。
また、期待通りの結果にならなかった生徒は、気持ちを切替え3/8を目指して頑張りましょう。
ただいまの時期は、今年度の学習の報告と新年度に向けた提案をする保護者面談を実施しています。
そんな中、「子どもを叱らないですむ方法があれば…」と相談されました。
私たちは、子どもが悪いことをしたときに叱ります。
しかし、叱るだけでは、子どもは、悪いことの反対の良いことを学ぶことはありません。
悪いことをした!と自覚はするかもしれませんが、どうすれば、または、何をすれば、良いことになるのかを明確に示されないのです。
ですから、叱ることと正しいことを示すことをセットにして、子どもと向き合うことです。
また、何でそれが正しいことなのかの意味をしっかり教えることです。
また、子どもが悪いことをして、それを叱る場合、子どもがどうしてその悪いことをしたのか、色々な可能性を創造しながら叱ることです。
例えば、子どもが勉強しないでゲームばかりしている場合、「勉強しなさい!」と一喝するだけではなく、「もしかすると、勉強しても、わからないことばかりで、辛い思いをするから、勉強に向かわないのかも知れない」、と思いながら子どもと話をすることです。
つまり、問題行動を叱るということは、その問題行動の原因を解決するために、「勉強の意味」や「わからないことが出てきたらどんな対応をしたら良いのか」ということを教えることとセットでなければならないということなのです。
子どもは、大切な他人(=親や先生)の関心に沿って行動します。
親や先生が、日頃の子どもの多様な行動の中から、発見した望ましい行動に注目して、承認をしっかりしていくことです。
そうすれば、常日頃から望ましい行動を学ぶことができるのです。
子どもの行動を叱るときは、正しい行動とその意味をしっかり子どもに伝え、そして、日々子どもの望ましい行動を親が承認することことです。
「しかる」と「おこる」は全く違います。
正しい道に諭していくことが「しかる」ことなので、「しからなくていい方法はありません」とそのお母さまにはお伝えしました。