「中学生の1日の家庭学習時間は?」とアンケート調査したところ、全学年の平均は「100分」でした。
それぞれ学年別に見ると、中学1年生の1日の家庭学習時間の平均は「85.1分」。もっとも多かったのは「1時間~2時間」で23人とでした。その理由として、「まだ中学1年生なので、中学3年生になるぐらいまでは学校以外で1時間ぐらい別で勉強したほうが子供のためになると思ったからです」とのことでした。
中学2年生の1日の家庭学習時間の平均は「87.0分」。もっとも多かったのは、「1時間~2時間」で26人でした。「夏休みの宿題を30分~1時間と塾で1時間、勉強をしています」という回答から、学習時間は中学1年生とほぼ同じでも、中学2年生から塾に通い始める子供がいることがうかがえます。
中学3年生の1日の家庭学習時間の平均は「135.3分」。もっとも多い「2時間~3時間」が14人で「宿題に時間を使っている」という回答があり、ついで「1時間~2時間」は10人で「復習をしている」との回答がありまし。「3時間~4時間」は9人で、「塾に行って勉強することしかできず、まだ集中して計画的に自宅で勉強することができない」。続いて「4時間~5時間」は5人で、「塾が2時間40分、帰宅後に1時間30分、合計4時間10分は最低勉強している」という回答がありました。
中学生になると、高校受験や就職活動に向け、それぞれの進路によって学習内容に差が出始めます。中学1年生と中学2年生の平均学習時間とグラフの比率は似ていることから、学習だけなく部活動や遊ぶ時間を優先する子供も多いことがわかりました。中学3年生になると、具体的な進路が見えてくるせいか学習時間は急激に伸びており、中学2年生と比べると、自宅学習は苦手でも塾には通っている子供が多いため、学校外での学習時間が伸びたと考えられます。