こんにちは☀️

西川田教室の岸井です✨年が明けて一週間が経ちました。私もあまり意識していなかったのですが、昨日ある生徒さんが話してくれて、「ほんとだ!もう一週間経った!」と改めて思いました。新年の抱負は決めましたか?

今日は「将来の可能性は無限大だ」という話をしたいと思います。これまでに聞いた将来についての話で、忘れられないものが2つあります。

 

ひとつ目は、私が高校1年生の時です。掃除当番で「進路指導室」掃除だったのですが、その教室にいつもいらっしゃる先生とクラスメイトであるとき、志望校についての話になりました。「どっか行きたい大学とかあるの?」と先生。あまりはっきりした考えがなかった私たちがうやむやにしていると、クラスメイトの一人がふざけた調子で「東大!!」そんな行けるわけないだろうと笑う私たち。私の通っていた高校では、30年ほど前こそ、毎年1人は東京大学へ進学する生徒がいたそうですが、いまは5年に1度いるかどうか。【このレベルの高校で現在そんなに勉強熱心でないこいつが東大なんか行けるわけないじゃん】そんな笑いでした。

その様子を見て先生は、「いいねぇ!行けるよ!」と真剣なまなざし。普段から冗談も通じるノリのよい先生からそんな言葉が出てきて、私たちは不思議な気持ちになりました。先生は続けてこう話してくれました。「可能性なんて無限大なんだよ。みんなまだ1年生だろぉ?これが2年の12月って言ったら、ちょっと話は変わるけど。いや、それでも大して変わらないかもな。これからの頑張り次第で東大だって夢じゃない。ハーバードだって、現段階で行ける可能性はあるんだぞ。そう冗談で言うな。どこだって行ける。」

 

ふたつ目が、私が大学1年生だった時です。私の通っていた大学は、その大学を卒業された後、一般企業へ就職をしたり、留学をしたり、他大学で研究をしたりした後、大学へ先生・教授として戻って来られる方が多くいらっしゃいました。私が1年生だったとき、英語のクラスの担当だった先生も同じように大学の卒業生だった方でした。その先生があるとき授業の中でこんな話をしてくださいました。

「みんな、“もう将来の選択肢は限られてる”って思ってるでしょ。高校で理系・文系選択もして、行きたい学部も決めて、大学入って。わたしも大学1年生のときはそう思ってた。けどね、それは違うよ。これからだって自分の考え次第、行動次第でなんにでもなれる。」

その先生は、大学で授業がない期間は、発展が進んでおらず言語はあっても文字がない地域へ行き、そこの方々と交流をして、文字を作り、その言語の辞書を作る、ということをされている先生でした。私たちが2年生になったときには、そちらの活動を本格化されるとのことで学内でお顔を見ることもなくなりましたが、素敵な言葉を下さった先生らしいなと思いました。

 

高校1年生のとき、「高校受験」という初めての人生選択を通過したばかりの私たちは、なんとなく将来行ける大学、そしてその後の未来も制限されている気がしていました。

そして、二度目の人生選択「大学受験」を終え、どんどん将来像が限定されてきている気がしていました。

そんな時期にこの言葉を下さった先生方には、ほんとうに感謝しています。

気持ち、行動次第で、いつからでも、なんにでもなれる。

教室に通ってくれている生徒さんたちにも、彼らの持つ可能性について話していきたいなと改めて思いました。