こんにちは
若松原教室の阿部です
新型コロナウイルス感染症の影響で、通学できないままの大学生も多く、就職率もかなり落ち込んでいます。
不測の事態が続く時代に、大学受験において、受験生の“大学選び”も変化してきているようです。
安易に浪人できないため、“とりあえず入れる大学を”と、自分の実力より少し下の大学を選ぶ受験生が増えているのです。
『日東駒専』といった中堅大学が爆発的な人気を集め、驚くほど倍率が上がっています。
そしてまた、都内の大学は定員の厳格化がなされ、学生数が定員を1割以上超えると助成金が打ち切られるようになったため、合格者数を絞り、より「狭き門」になっています。
そんな中、受験生はどうやって志望校を選んでいるのでしょうか?
まず一つ目は、自宅から通える大学を選ぶ『地元志向』です。
これまでも少子化や経済的な理由で地元の大学を選ぶ傾向はありましたが、東京や大阪など、感染者が多い都市部を避けようとする動きが加速しています。
そして、もう二つ目の変化は「理高文低」。
理系学部が受験生の人気を集め、文系学部の志望者が減っています。
コロナ禍では、文系学生に人気の観光系や国際系の就職先が採用を見送っていることが大きいのではないでしょうか。
一方、理系の医学部や薬学部、看護学部のほか、理学療法、作業療法など国家資格に結びつきやすい学部・学科が人気を集めています。
つまり、今の受験生は就職の現状を見越したうえで学部・学科選びをしているといえるでしょう。
あと1か月ほどで第1回目の共通テストが始まります。
僕は、最後の共通1次テスト受験生です(私大一般受験だったので共通1次は受けていませんが)。
あの時は、今のような混乱はなかったように思えます。
今回の共通テストに至るまでいろいろあったうえにこのコロナ禍。
今年の受験生は本当に大変だと思います。
それでも、何とか乗り越えて欲しいと思います。
そして、4月には「コロナ禍の入試で強くなった」と笑って言えるようにしてください。
そのためにも、残り1ヵ月ラストスパートを掛けていきましょう!!