鶴田北教室室長の新井です。本日は7月7日。七夕です。今回は鶴田北教室の七夕イベントの報告と、それに関連した内容についてお話させていただきたいと思います。

鶴田北教室では、生徒の皆さんに「お願いごとを書こう」と声をかけ、短冊を渡しました。
「シャチが見たい」や「お金持ちになりたい」、「期末テストでもっといい点数を取りたい」、「県大会に行きたい」など願いは様々で、飾りつけをしていてとても楽しかったです。

ここで! 突然ではありますが! 皆様にお伺いしたいことがございます!!

➀どうして、「短冊」に願いごとを書くのでしょうか?

②その短冊を「笹」に飾るのはなぜでしょうか?

これを皆様にお伺いしている理由は、「意味を知った上で取り組むことと、知らないままで取り組むのでは、同じ行為であっても深さが変わってくる」と考えているからです。

生徒たちには、「ちなみに何で短冊に書くか知っているかい」と声をかけ、説明していました。
諸説ありますが、以下にまとめさせていただきます。

 

➀どうして、「短冊」に願いごとを書くのか

短冊は、薄い木や竹の皮、紙を細長く切って短文の字を書くためのもので、書道では和歌や俳句を書くために使われます。

このように短冊は「字を書くもの」なので、書道・習字を学んでいる子どもたちが文字や和歌の上達を願って短冊に書くようになったとされています。

②その短冊を「笹」に飾るのはなぜか

盆の時期は「あの世」と「この世」の境目があいまいになり、ご先祖様が「この世」に帰ってくるとき。また、この頃は夏の疲れが出やすく、抵抗力の弱い子どもやお年寄りが命を落としやすい時期でもありました。

暑い時期は食べ物が腐りやすく、体も弱りがち。笹の葉には抗菌効果があるため、ご先祖様へのお供物などの下に敷き、防腐用として使用されていたといいます。また昔は七夕の日に、殺菌作用のある笹の葉にお供え物をのせ、願い事やケガレと一緒に川に流す習慣もありました。これらの風習から、笹と七夕は切っても切れない関係になったとされています。

どんな行事にも、どんなものにも意味がある。それは生徒たちの目の前に置かれている勉強も同じです。私は、これからも生徒たちの目的意識に目を向けた生徒対応をしていこうと思います。

次回の更新日:7月14日
タイトル:それって、本当に負けたのかな?