進光ゼミナール西川田教室では、10月30日から保護者面談を行ってまいりました。
保護者面談に多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。今回の面談では、多くの保護者様から、「自宅で集中して勉強に取り組めない」というご相談をいただきました。現在のお子さまを取り巻く環境は、私が子どもだった30年以上前とは一変し、インターネット、スマホの普及、LINEやYouTube、SNSなどによって、24時間、世界とつながり、誰とでもコミュニケーションを取ることや、ゲームで遊ぶことが可能になりました。このような現状の中で、子どもたちが集中して勉強に取り組むことは、もはや至難の業となり、子どもの自制心に頼るのみとなっているように思えます。しかし、絶望しないでください!! 実は人間の行動を決めるのは、90%以上が、「習慣」と「環境」です。私たちの行動の多くは、無意識に「習慣」と「環境」に支配されています。この学ぶ「習慣」と「環境」を作ってしまえば、自制心などなくとも、集中して勉強することができます。ところが、これまでの「習慣」や「環境」を変えることはなかなか大変です。そこで、私のおすすめをご紹介したいと思います。

小学生のお子さまの場合、1日15分だけ、リビングでテレビを消して宿題に取り組んでみて下さい。私は以前、教室で小学生を指導する際に、10分だけ「勉強タイム」と名付けて、何も話さずに、1人で問題に取り組む時間を設けていました。「勉強タイム」が終わった後は、少し会話をしながら〇付けをし、解説などを行いました。1日10分、勉強に集中して取り組む習慣ができると、とても素晴らしいと思います。なかなか親子だと話をせずに勉強をすることは難しいと思いますが、10分だけがんばってみてください。

中学生の場合には、敵はスマホとゲームになります。また、自室で勉強するお子さまも増えてくると思いますので、1日30分は、スマホに手を触れないようにし(例えば、リビングにスマホを置き、自室で勉強するなど)、勉強してみましょう。一度に30分は集中力がもたないお子さまは、15分×2回が良いと思います。

高校生の場合は、塾に自習に来ましょう!なかなか、保護者の言うことを素直に聞けないお年頃になると思うので、塾や図書館など、勉強に集中しなくてはならない環境で勉強する習慣をつけましょう。

新しい「習慣」を身につけることは、とても大変なことですが、とても大きな財産になると思います。気が向いたら、ぜひ、お試し下さい。

長いメールになりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。