雨の日に読みたい本のお話(2)
みなさんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
今回は、前回に引き続き、雨の日に読みたくなる本のご紹介です。
第二弾は、「きみの友だち」です。
(2)「きみの友だち」重松清
11歳の誕生日プレゼントは新しい松葉杖だった。
恵美は小学校5年生の女の子。友だちと下校途中の事故だった。
降り出した雨。
恵美の傘に「入れてよ」と次々と入ってきた友だちに押されるようにして、車道に飛び出してしまったその時、白いライトバンにぶつかった…。
もう二度と松葉杖なしで歩くことはできない。
しかし、事故で失ったのは左足だけではなかった。
「あんたたちのせいだ」と友だちを責めた恵美の元から、友だちも「みんな」も離れていった。
クラス対抗の縄跳び大会で回し手に決まった恵美。
一緒に回し手に決まった由香ちゃんは、体が弱くてほとんど学校に来ていない子だった。
これは、恵美とそのまわりにいる子たちの物語。
優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。
【BOOKデータベースより】
思春期に友だちをはじめとする人間関係に悩む人はたくさんいます。
どのように人間関係を築けばよいのか、友だちとは何なのか。
そんな人間関係に悩んでいる方、悩んだ経験がある方にぜひ読んでもらいたい作品です。