成績の壁を乗り越えた「最悪の点数」の価値
皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
多くの公立校で定期テストが終わり、保護者の皆様の中には、
今回のテストの結果を受け、複雑な気持ちでいらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。
お子様の努力が報われず、胸を痛めている方もいらっしゃると思います。
しかし、私はこの場で、一つの真実と、私自身の教え子、「H君」の物語をお話ししたいと思います。
まず、真実とは、「今の点数は、お子様の能力の限界でも、未来の可能性でもない」ということです。
それは、まだお子様が「本気の学習方法」というパズルのピースを見つけられていない、あるいは、
本気のスタートラインに立っていないという、ただの現状を示すサインに過ぎません。
H君は中学2年生の冬、定期テストの数学でこれまでにはないような、信じられないほどの低得点を取ってしまいました。
彼は完全に自信を失い、保護者の方もどう接していいか分からず、教室には重い空気が漂っていました。
H君は「もう僕はダメだ」と繰り返し、目には諦めの色がありました。
私はその時、彼に厳しい言葉をかけました。
「君はまだ本気で立ち向かう痛みを知らないだけだ。この最悪の点数は、君の人生を変えるための最高のきっかけになる。」と
そして、私たちは戦略を根本から見直しました。難しい問題を捨て、徹底的に冬期講習で1年生の内容から復習し、基礎の穴を埋める作業に集中しました。
彼が偉かったのは、恥ずかしいという気持ちを捨て、正負の計算から、全てやり直したことです。
それは地味で、成果がすぐに出ない苦しい道のりでしたが、彼はひたすらに前を向き続けました。
その結果、どうなったと思いますか?
H君は、最後の高校受験で第一志望校に合格し、今では大学で工学を専門に学んでいます。
彼は卒業式の日、私に言いました。「先生、僕にとって、あの時の最悪の点数は最高の宝物です。あれがなかったら、僕は本気になれなかった。」と。
保護者の皆様、どうか今の結果に一喜一憂せず、
お子様が「本気の炎」を燃やすきっかけを与えてあげてください。
私たちが提供するのは、単なる知識ではなく、逆転するための戦略と、立ち直るための心の支えです。
私たちプロが、お子様と保護者様を全力でサポートし、この壁を乗り越えてみせます。


