英文を速く読むには?
こんにちは!若松原教室の本田です。
最近は外の様子もすっかり秋らしくなってきましたね。
夜はとても冷え、寒い寒いと言いながら教室に入ってくる子どもたちの姿も増えてきました。
寒負けしないように体調管理にはぜひともお気を付けください。
さて、先日高校三年生のある生徒から「共通テストの英語の読解がどうしても間に合わない」とご相談をいただきました。
大学受験の全国統一試験がセンター試験から共通テストに移行し、英語の文量が約1.5倍になったので、今の一般受験生なら当然持もつ悩みだと思います。
さらにいえば、英語をもっとはやく読みたい、という思いは誰しもが持っているのではないでしょうか。
かくいう私もその一人ですので、こうするべきという明確な答えを持ち合わせているわけではないのですが、確実に言えることは英語を英語のままで理解できないと共通テストの英文を時間内に読み切ることはできないということです。
小中学生にとっても速読は英語学習の目標の一つですので他人事ではありません。
「英語を英語のままで」人によっては耳にたこなフレーズかもしれません。
自分も英語を学んでいる時に幾度となく聞き、そのたびにそんな無茶なと頭を悩ませたものです。
しかし最近になって「英語の語順になった日本語で考える」ことが「英語を英語のまま理解する」ことと存外近いのではないかと思うようになりました。
我々は当然のことながら日本語の語順にずぶずぶですので、英語を読む上で
①I have a pen
②私は持っている。ペンを。
③私はペンを持っている。
この3ステップを踏むことは自然で理に適っていますし、訳す上ではなおのことです。
しかし、読むだけであれば②で止めることもできるわけです。
そうすることで英語を文頭から文末へ、自然な順番で読むことができます。
つまり、読解の速度を落とす最大の原因である「返り読み」を防ぐために、母語を介さずに理解することは必須ではないと言えますね。
ひと昔前に流行った「スラッシュリーディング」と主旨は大体同じです。
②の語順になった日本語をすぐ理解するには慣れが必要です。
なにせ、日本語としては間違いといってよいものですからね(笑)
さらに残念なことに、②の日本語を作ること自体、英文法の理解が不可欠です。
第二言語を学ぶということはそれほど大変なことなのです。
「英語を英語で理解する」という摩訶不思議なフレーズを少しでも嚙み砕いて皆さんにお伝えできたでしょうか。
英語を少しでも速く読みたいけれど、何を勉強したらよいか分からない人の助けになれば幸いです。
日々の授業では、読解の下地として、英文法を丁寧に取り組んでまいります。
冬期講習生受付中です。
詳しくは教室までお問い合わせください。



